声 明 書

日本政府に対し日本占領期にソロク島更生院のハンセン病入所者たちが提起した、ハンセン病補償請求訴訟の原告敗訴判決に対する韓国の保健福祉部の立場

 

人間の尊厳性を無視した裁判の結果に遺憾を

 

今日、日本占領期にソロク島更生院(現、国立ソロク島病院)のハンセン病入所者126名が日本政府に対し提起した補償請求訴訟で、東京地方病院の裁判部は原告敗訴の判決を下すことで人間の尊厳性を無視した。同訴訟で韓国と日本の国民達は、日本占領期に韓国と日本で日本政府によって行われたハンセン病患者の人権侵害行為に対し、日本のハンセン病患者が補償を受けたことと同様に、韓国のハンセン病患者も平等の原則に基づき、同一な補償を受けられる判決を期待した。

 

日本政府の差別を正当化する裁判部の決定は人間の尊厳性に差別を与え、過去に日本政府による人権侵害行為をふたたびよみがえらせた。韓国の国民と本人は、裁判の結果に対し遺憾の情を感じざるをえない。今日にいたっても続々と繰り返される日本占領期に行われた人権侵害行為に対する日本政府の謝罪の真実性を疑わざるをえないところである。

 

日本政府は日本の国会が定めた「国立ハンセン病療養所の入所者たちに対する補償金支給等に関する法律(“以下、補償法”)」に従い、日本政府によって人権侵害をされたハンセン病療養所の入所者たちに対して、心からの謝罪と早い補償の施行を促求する。

 

なお、同裁判の結果に不服し原告たちが控訴を提起することで、上級審査では、原告たちが経験した人権侵害行為に対し、人類の普遍的な価値である平等の観点で、公正な判決が下されることを願う。なお、日本政府(更生労働省)の告示で規定された補償支給範囲にソロク島更生院も含ませることを強力に要求する。

 

ハンセン病患者の人権回復のための対策案と国民的な参加を求め

 

今後も韓国政府はハンセン病患者の人権回復のための特別法を制定するなど、政府の次元での対策を強求し、ハンセン病に対する社会的な偏見と差別を解消、共に暮らしていく社会を作りあげることに力を尽くす。

 

2年余りにかけ、ハンセン病患者の人権回復のためにはたらいた韓国・日本ハンセン病補償請求弁護人団の努力に敬意を表し、老齢と重症の障害、不自由な身体をもって自分の正当な権利を主張している原告に激励を送りたい。

 

2005。10。27

 

保健福祉部 キムグンテ