解剖室(検死室)

死亡した院生は、患者の手により、解剖室に運ばれ、解剖に供された。ある院生は、親から授かった大切な身体に傷をつけることは、たいへんな屈辱で哀しいことだと言う。



解剖室に掲げられた詩




断種台
         李東
 
その昔 私の思春期の夢を見た
愛の夢は覚まされ
今 私は25歳の若さを
破滅していく手術台の上で
私の青春を慟哭し横になる
 
将来 孫を見たいと母の姿
私の手術台の上で おぼろげに浮かぶ
精管を遮断する冷たいメスが
私の局部に触れる
命の繁栄に逆らう
神の摂理に逆らうメスを見て
地下のヒポクラテス(Hipocrates)は
今も慟哭する

(訳:山口進一郎氏)


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